多汗症の手術
多汗症の手術
多汗症の手術は、多汗症の種類が「ワキガ型」・「精神性発汗型」・「混合型」のいずれかによって違ってきます。
そのため、試験的に切開をしてから手術に入ることが必要です。そのため、この手続きを踏まずに手術に移行することは非常に危険です。多汗症の患者さんが、アポクリン腺以外の臭いや対人関係においての臭いの悩みであったなら、手術をする意味がないからです。
また多汗症では、多汗のタイプによって減汗効果も手術範囲も異なるので、前述のどの多汗症にあてはまるのか、手術前の診断時に患者さんへの説明が必要不可欠です。
また、多汗症・わきがの手術は、ワキガの原因となるアポクリン腺が完全に摘出しなければなりません。
さらに、将来多汗症・わきがが再発しないために、アポクリン腺の導管部まで含めて取り除くことが大切です。一時的に全部取ったとしても何年後かにまた多汗症が再発して臭ってきたら手術の意味がありません。アポクリン腺は腺組織であるため非常に再生しやすいのです。そのためにはアポクリン腺の腺根を真皮の一部を含めて摘出することが必要です。
美容外科などでは、切開口が小さいことを売りにして宣伝しているところもあるようですが、多汗症の手術は上述のような事のほうが大事です。
また、ひとことで「多汗症」といっても患者さんごとに皆症状は違うわけですから、その人その人の多汗症に即した手術をしてくれる病院を選ぶことが、多汗症手術の大前提と言えます。